ネオランプロローグス・オリバケウスの子どもと親

ネオランプロローグス・オリバケウス

学名
Neolamprologus olivaceous (Brichard, 1989)
他の販売名
大きさ目安
7cm
価格目安
2,000~4,000円
飼育難易度

簡単

混泳
おおむね協調性あり
繁殖難易度
簡単
水温目安
22~29℃(普通の熱帯魚)
適応水質
弱酸性中性弱アルカリ
良好良好
群れやすさ
条件があえば群れる。

親族でコロニーを形成して生活する。

分布
タンガニィカ湖(コンゴ民主共和国)

※上記はGoogleMap上での代表地域を示したものです。厳密な生息範囲ではありませんので、参考情報までに。

目次

主な特徴

ネオランプロローグス・オリバケウス

「ネオランプロローグス・オリバケウス」はアフリカのタンガニィカ湖に生息するシクリッド1種です。

同湖に生息する定番種としてよく知られるのが、ネオランプロローグス・ブリチャージ(Neolamprologus pulcher)ですが、オリバケウスはこの近縁種にあたります。両種は非常によく似ていますが、オリバケウスの体には複数のはっきりとした横ラインが入っているのが主な区別点です。

飼育・繁殖においては全く同様で容易であり、ペアで飼育していれば1~2年で親族から形成されたコロニーを観察することが出来るでしょう。

ただしブリチャージを始めとするフェアリーシクリッド系の近縁種とは容易に混雑するため、この点には注意して下さい。そもそも近縁種も含め「Neolamprologus pulcherの種内変異にすぎないのではないか?」という見解も存在しており、分類的には議論の余地があります。

YOUTUBEシェア

YOUTUBEにアップロードされている動画のうち、種類が分かりやすいものを紹介します。

※当サイトとは関係がない第三者によるものです。動画共有が許可されたものを紹介しておりますが、権利者からの要望には真摯に対応させていただきます。

混泳・性格

温和なシクリッドですが、岩場に巣を形成すると他魚を寄せ付けなくなります。

基本的に温和なシクリッドではあります。

本種は岩場の隙間などに産卵を行うのですが、巣となった場合その岩場に近づく魚を攻撃するので、この点は留意して下さい。繁殖時には大型のキフォティラピアでさえもヒレを攻撃して果敢に縄張りを守る姿が見られるほどです。

ただしその攻撃性は体をボロボロに傷つけるほどの激しさはなく、同じ岩場住みのジュリドクロミスなどとも場所を共有することもあります。そういう意味では非常に協調性もあると言えるでしょう。

また岩場にしか縄張りを作りませんので、上層付近で泳ぐ魚には全くの無関心であり、岩場に関しても水槽片側に寄せればもう片側は全く無関心ゾーンとなります。

岩場は陣取られてしまいますが、この点を留意すれば混泳は比較的しやすいでしょう。

同岩場に住むジュリドクロミスとも割と融通がきくネオランプロローグス・オリバケウス
同岩場に住むジュリドクロミスとも多少の小競り合いはするものの割と融通がきくほど

近縁種との交雑に注意

本種は同属・近縁種と簡単に交雑してしまうので、少なくともフェアリーシクリッド系との混泳は推奨されません。
(ブリチャージ、グラキリス、ダフォディール、レレウピーなど)

エサ

沈下する人工飼料が適しています。

エサは選り好みせず、人工飼料を何でも食べます。

岩場に住むシクリッドであるため、沈下性の人工飼料を与えると良いでしょう。

飼育ポイント

pHの低下だけ注意します。

本種は非常に飼育が容易な魚ですが、高pHのタンガニィカ湖に生息するため低pHを嫌います

濾材に大きめのサンゴ砂や牡蠣殻を入れるだけで高pHを維持できるので、そうすれば飼育はとても容易種になります。

混泳魚などの関係でサンゴ砂を入れたくない場合は、定期的な換水を必須としpHが7.0を切らないように注意して下さい。

繁殖

産卵場を用意すれば非常に容易です。

本種含めネオランプロローグス属の繁殖はとても容易であり、親族コロニーを作ることも時間がかかりません。

繁殖は岩場の隙間などの基質に行いますので、複数の大きな石を組み合わせて設置するのが繁殖のキーになります。

ネオランプロローグスが住まう岩場

雌雄の見分け方

本種含めネオランプロローグス属は、性的二型がなく外見上で雌雄を見分けることは不可能です。振る舞いから雌雄を見分けます。

販売水槽の中に複数匹いる場合、他の魚を蹴散らしたり一番良いポジションに立っているのはほぼオスです。

あとはそのBOSSオスより小さく、張り合わず従属するような行動をしているものはメスの可能性が高いため、そういったのを2匹程度チョイスすれば雌雄が揃いやすいでしょう。

なお掬ってもらう時に分からなくなった場合は、理論上は「4匹で87.5%」「5匹で93.8%」「6匹で96.8%」で雌雄が揃いますので、5匹以上購入するのが雌雄を揃えるセオリーであります。

産卵から保育まで

ネオランプロローグス・オリバケウスの稚魚たち

適切な岩場があり、成熟した雌雄が揃っていれば勝手に稚魚が出てきます。(東南アジアCBの一般的なサイズからなら半年~1年ほどで成熟します)

混泳魚がいるならば取り出した方が良いのではありますが、稚魚は隠れる能力が非常に優れており、岩場に陣取っているのが本種だけであれば取り出さずとも結構な数がそのまま育ちます。

また稚魚が出現次第ブラインシュリンプを与えた方が良いのですが、親魚がエサを噛み砕いたカスなどを摂食するため、特別にエサを与えなくてもこれまた結構な数が育ちます

模様が表れはじめたネオランプロローグス・オリバケウスの稚魚

気になるのであれば最初のうちはブラインシュリンプを与えた方が良いものの、特別なことをせずとも1年後にはそれなりの親族コロニーが出来上がっております。よって過度な心配は不要です。
(同じ岩場住みのジュリドクロミス属などと比べると、放置でも親族コロニーが出来るのが異様に早いです)

その他・補足情報

とにかく増えるシクリッド

ネオランプロローグス・オリバケウスの親と稚魚

本種含めタンガニィカ湖のフェアリーシクリッドと呼ばれるグループ(尾びれがライアーテールになって7~15cmぐらいの)は、最も繁殖が簡単なシクリッドです。

私はシクリッドが一番飼育しているジャンルなのですが、間違いなくダントツで繁殖が簡単なグループだと感じます。適切な岩場さえ用意すればブラインシュリンプによるケアが必要なく、ばんばん増えます

昔は水族館や個人の水槽でネオランプロローグスの親族コロニーが出来ているのを「こりゃ凄い・・・」と眺めてましたが、1ペアさえ入手できれば1年後には自然とそうなります・・・。

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